ししゅうのしないように
よい
良い曲だと思ったものに首を傾げたくなる大サビ、良い詩だと思ったものに蛇足のフレーズ、身から出たサビだ、即取り消し。なんてすることは出来ず。
どうこう
自分がどこにいるか分からなくて「どーこ?」と呟いた。繰り返し繰り返し、絶え間なく、呟いた。だんだん鼓動が聞こえてきた。僕はここにいる。
⊃幼
ムカつくという感情も濁りきってしまえば無がつくとなり、関心は無関心に、感動は無感動に、無表情に無感覚になってしまう。
士気
死期の四季も選べず、軋む希死念慮、彼岸を僻んで此岸を志願、心刺すとも世殺さず、横たわっても無い予行、再々求める指揮と式、
G式
最近自分が自分でない気分になってしまう、体の無い魂と自意識だけを解放した存在になりたいとさえ
旋風木
暗闇の中の止まった扇風機ほど怖ろしいものはない、風を切り刻むお前は今夜は何を切り刻む?きょとんとした顔をしているがお前のその大きく広げた五本の手からは誇らしさが滲み出ているぞ、さあ、回せ回せ、千切りにしてしまえ、そこに浮かぶは一輪の花形かい?
Re:生きろ
メールが届いた。件名に生きろと書いてあった。どう生きればいいのだろう?懸命に生きればいいのか、賢明に生きればいいのか。
課業がツ
蚊がついたので思い切り叩いた——気が付いた。九月になっていた。怪我疲れ怠さ。孤がついにやってくる。 これがかの時の流れ。